超都心・ビル街に囲まれた住宅街で、ここだけ大きな贅沢秀和
新宿駅の南口を出て、甲州街道を渡りビル街を抜けて歩を進めると、視界に飛び込んでくる大きめの秀和。
ヴィンテージマンションが残る、代々木エリア
高層ビルが立ち並ぶ一方、ヴィンテージ感のあるマンションなども点在する住宅地の一角に佇む秀和代々木レジデンス。
新宿駅からも程近い、代々木の一角に佇む総戸数119戸・1976年築の秀和です。
この秀和代々木レジデンスはビル街の近くにありながらも、南西側には高い建物がほとんど隣接しておらず、住戸の陽当たりが良いんです。周りの建物や敷地の規模感と比べて、ここだけ贅沢ともいえるスケール感が特徴です。
無骨なラフウォールが、建物を包む
ラフウォールは下地の毛羽立ち感を残した、少しゴツッとした感じのもの。お天気の日には本当に真っ白に感じるほど陽当たりがいいのが分かります。屋根のカラーに黒に近いネイビーを用いてるからか、コントラストのせいでより際立っていますね。
周囲をぐるっと歩いてみると外塀の一部は生垣になっているのがわかります。
外塀だけで囲うのではなく、ビル街に囲まれた立地のなかでも植栽の連なりが建物に美しい景観を与えています。各住戸のバルコニー柵に目を向けると、アイアンは少し丸みを帯びた円柱型の細めのもの。これはあまり見ない珍しいタイプでつい見入ってしまいます。
短いながらも幅を広くもたせたアプローチは左右共にスロープが設置されていて、バリアフリーを意識した優しい造り。
ゆったりした広めのエントランスには宅配ボックスも設置されています。入口は夜間オートロックとなり、共用部には防犯カメラもありセキュリティー対策も行き届いています。
ちなみに各住戸の玄関ドアは数年前に刷新され、バルコニーの窓もペアサッシに交換済み。
これまでに大規模修繕や、こういった細やかなメンテナンスも行われているのもポイントが高いです。エントランスを照らす照明もまた美しいです。うっすらと透ける曇りガラスを使用したデコラティヴなランプのトップには槍を模したような装飾が。
夜には柔らかに灯りが燈ります
1階の一部にはテナントが入っており、よく目を凝らすとこちらの外壁にも照明が並んで吊り下げられています。三角屋根のランプには石目模様のガラスが嵌められていてとっても可愛らしい造り。
敷地の北東の端っこには一本だけ、ヨーロピアンな街灯柱のようなものが。残念ながら街灯や旗などは掲げられていませんが、建築当初にはあったのでしょうか。渦を巻いたC字のカールを組み合わせた装飾がなんとも素敵です。
二面性を持つ秀和
こちらの屋上からの眺望も街並みの二面性を感じられて面白味があります。新宿のビル群を臨みながらもこの周りだけ閑静さを感じられるような、どことなくアジールのような空気感。ふと忘れかけてしまいますが、超都心なんですよね。
北西から北東にかけて半周をぐるっとドコモタワーを初めとした巨大なビル群が、南東側には南新宿駅を経て、奥に明治神宮が静かに控えています。立地としては、交通の要所であり都庁街やオフィスビルやショッピング、グルメなど都心機能をギュッと凝縮した街・新宿まで徒歩約10分。
そしてその新宿から少し離れて、中規模なオフィス街やセンスあるお店が点在する代々木のちょうど中間地点。直ぐ隣には代々木小学校があり、子供達の明るい声も時折聞こえます。
規模の小さなマンションや少しだけ窮屈そうに、戸建てが並ぶ中、いきなり贅沢に広くドカッと腰をすえた構えがイイ。どこへ行くにも便利なのはもちろんのこと、帰ってくる度にロケーションの特別感を味わえる秀和ではないでしょうか。