東陽町の通称・東陽町秀和4姉妹の長女
東陽町には秀和が4つあり、その中で一番初めに建てられた建物です。コの字型の建物が特徴的な1970年築・総戸数151戸の大きめの秀和です。
東陽町駅を出て四つ目通りを北にまっすぐ
途中で左に曲がると、通りをお互いに挟んで目に入る二つの青い塔屋根。この通り沿いからはこちらの東陽町、そしてその少し奥には第3東陽町が見えるんです。
通りを正面に手前側がこの秀和東陽町。周囲には高い建物が接しておらず、お天気の日は陽の光をいっぱいに受ける様子がとっても映えて美しいです。
南側の前面道路から建物に目を向けるとエントランスに続くアプローチは長めに配されていてなんだか優雅な雰囲気が漂います。
ラフウォール仕上げの塀にレンガの門柱と花壇、そしてきれいに剪定された植栽がエントランスまでの道のりを美しく彩っています。
モザイクタイルは改修されて、新しく
アプローチのタイルは当初は円状のパターンだったものが数年前に改修され、現在ではモザイク調の四角いタイルで可愛らしい模様が描かれています。使われている色のパターンが秀和らしく、青と赤茶色をアクセントとした素敵なもの。
こういった秀和の良さを残した修繕もポイント高いですよね。
独立した集会室の存在
アプローチの突き当たりには駐輪場と独立した別添え感のある建物が。集会室だそうです。大きめのコミュニティだからこそこういった建物を設けてあるんですね。ラフウォール仕上げではないもののしっかりと青瓦を配しているあたりに秀和のこだわりを感じます。
入口ドア部分もレトロ感があって素敵なんです。
外の塀には塗り跡がない仕上げとなっていて、すっきりとした印象に。建物をぐるっと囲むように建てられた塗り跡のない青瓦を載せた外塀は圧巻です。
反対に建物の壁はもちろんラフウォールなのですが仕上げの上塗りはまるでマスクメロンのような浮き上がった塗り模様に仕上がっています。場所によって塗り方の違いが楽しめてこういうところも可愛らしくて良い。
ステンドグラスがある秀和ですよ
エントランス部分には琥珀色や黄色の組み合わせのステンドグラスで彩られています。日中は陽の光を外から受けて美しいですが夜にはエントランス内部の電灯が燈り中から漏れだす光の模様もまた美しいです。
少々マニアックですがファサードからではなく、駐車場がある裏側からの姿も結構素敵。
この秀和もご多聞に漏れず、アールがかったアイアンや照明など建物細部にまで装飾性豊かな優雅さを備えているのですが、それとは違い、駐車場から見上げると建物の裏側の様子はとても直線的であることがわかります。
コの字型の積み重なった住戸の配列に外階段は黒い配色で実用的かつ無機質な感じ。150戸超のコミュニティを持つマンション感とちょっとインダストリアルな感じが出ていて見ているとこういったコントラストもワクワクします。
木場公園が近い、緑豊かなエリア
立地はマンションや一戸建て、学校が集まる閑静なエリア。歩いて7分ほどの場所には木場公園もあり緑豊かな環境でランニングや散策も楽しめます。とくに春の仙台堀川沿いに咲く満開の桜はかなり見応えがあるのでぜひ。
最寄りの東陽町駅までは徒歩約5分。
東陽町駅から大手町や日本橋までは、乗換えなし約10分で、銀座へは日本橋で銀座線に乗換えて約20分でアクセスできる立地です。
そんな都心方面やビジネスエリアに通いやすい立地ながら個人経営の飲食店なども多くあり、落ち着きのある風情が残る下町感のある街並みも東陽町の素敵なところです。
ほかの秀和姉妹とあわせてぜひ見ていただきたい。東陽町姉妹の長女です。