秀和第四東陽町レジデンス
東陽町4姉妹の末っ子は、陽当たりが良いちょっとリバーサイド
東陽町駅から四つ目通りを真っ直ぐ北に歩き、橋の手前の通りを曲がれば見えてくる、秀和第四東陽町レジデンス。1974年築の総戸数189戸の大きめ秀和です。
位置的には、長女である秀和東陽町レジデンスのほぼ真北。この秀和第四東陽町、実は築年月でいえば第三東陽町よりも少し早め。でもここでは勝手ながら「東陽町4姉妹」の末っ子とさせていただいてますのでご容赦を・・。
東陽町にある4棟の秀和は、周りに高い建物があまり隣り合わせになく、建物と周囲の道路や道幅が取られていたりして、陽当たりが良い住戸が非常に多いという、この街の立地を生かしたロケーションがポイント。こちらも南面には駐車場、道路、その向こうは一戸建の建つ住宅街という立地です。陽当たり・眺望がとても良いです。建物正面にあたる北側には美しい緑道のある川が流れていて、幅6mくらいの可愛らしい川なんです。建物を出ればお散歩コースとしてもすぐに利用できるのが嬉しい。
ちょっと直線的なんですよ
東陽町の秀和たちの特徴としては日当たりの良さや装飾性がすこし抑えられた、直線的なフォルムを持つ建物が多いのが印象的。中にはラフウォールがないものもありますが、こちらはしっかりご健在。ここの秀和のものは下地の毛羽立ちはおとなしめで、上塗りモルタルは大きめで間隔があいたモコッとした仕上がりに。陽の光を受けた白い壁とモルタルの陰影のコントラストが映えて美しいんです。
ちなみに駐車場の外堀部分には壁の補強のための金具が取り付けられているのですが、これらは全部4輪の花びらのかたち。こういう小さくても細かなこだわりに秀和らしさを感じられますね。
正面に向かうとアーチが取り付けられた門柱がお出迎え
ダークカラーのアイアンフレームを組み合わせた門柱にはS字のフレームが少し控えめに飾り付けられ、アーチにはS字とC字のフレームが小さめに装飾されていて可愛らしい。アイアンの先端部分のゴールドがアクセントになっていて控えめながらも優雅さを感じる仕上がりです。アプローチからエントランスまで続くアイアン柵も同じ配色のデザインです。エントランス入口は小さめな造りですが、秀和らしい琥珀色のステンドグラスでお出迎えしてくれます。青瓦と白い壁にステンドグラスの組み合わせって、やはりいつ見ても可愛くて素敵。
エントランスアプローチ部分は正方形と長方形のモザイクタイルで仕上げられたもの。修繕をされた秀和でもよく見かける、濃い青とオレンジなどの暖色をアクセントにした可愛らしい仕上がり。入口の舘名サインも竣工当時のものから、今の形に変更されています。こちらもタイル風の組み合わせでどこか優しげな印象。アプローチ周辺のデザインは主に円や丸ではなく直線で構成されているところが、植栽の煉瓦やアイアン、それに建物と全体的に統一感が出てて良い感じに。
バルコニー柵は数年前の大規模修繕時に刷新
以前はほかの秀和と同じく、S字に曲げたアイアン柵でしたが現在では直線形のものに。このデザインがよりシンメトリーで整然とした印象を建物全体に与えてくれています。でも見てみると、ちゃんと角の住戸のバルコニーの端はアールのついた土台に沿って柵が設けられ、アイアンのトップは優しいカールが作られています。共用部分でも古さが目につきやすい玄関ドアなども綺麗に刷新されて、清潔感ある状態にしっかり保たれてるのも◯。これだけ築年数が経っても、この大きなコミュニティでしっかりと修繕や環境維持がされているのは、住み続けたいと思う居住者の数や良好な管理体制があればこそ。秀和への愛情がしっかりこもった修繕をされてるんだなあって感じます。
ちなみにエントランスホールのエレベーターは2基あって扉の色が秀和ブルーみたいな濃い青で塗られているのもチャームポイント。また、こちらの秀和は外廊下型の建物になっているのでその分各階の廊下にも陽が入りやすいし風の抜けも良く開放的で気持ちがいいです。
敷地の角には色とりどりの花が咲く、小さな庭園のようなスペースを持っており、ヨーロッパっぽい雰囲気があってこれもまたとっても素敵。
現在ではオートロックも導入されていたり、秀和の美しさや良さを残しながらも住む方達によって少しずつアップデートが繰り返されている素晴らしい秀和です。
マンション名 |
秀和第四東陽町レジデンス |
所在地 |
東京都江東区東陽5丁目30-6 |
最寄り駅 |
東京メトロ東西線東陽町徒歩6分 |
築年月 |
昭和49年7月 |
建物構造 |
鉄筋コンクリート造(RC) |
棟総戸数 |
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管理会社 |
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