秀和目黒レジデンス
目黒三田の高台に佇む小ぶりな秀和
目黒駅から目黒通りを超え、一本道を入り坂のある閑静な住宅街へ。歩みを進めていくと見えてくる、高台の中腹に佇む秀和目黒レジデンス。位置としては目黒三田通りから少し西へ下ったあたり。
目黒にある小さい方の秀和です
1967年築で以外にも初期の方に建てられた秀和です。総戸数は36戸と小ぶりな方。目黒駅や恵比寿駅からも徒歩圏内で都心にもかかわらず、奥っぽさというか静けさのある高台の立地に邸宅が並ぶっていうロケーションが秀和らしくて憎いです。
エントランス入口やアプローチは小さめな創りながら、煉瓦造りの花壇とアイアン柵に植栽された緑が美しいです。入口正面から見ると、こちらは青瓦の屋根と外の塀の上にちょこんと乗っかったアクセントのレンガがとっても可愛らしい。エントランス天井は緩やかなアーチを描いていて、優雅な雰囲気を醸し出しています。
入口横に取り付けられた照明も秀和らしいアンティーク感のあるもの。同じようなデザインの照明は中野本町レジデンス(1971)でも見受けられますね。真鍮で造られたフレームのトップには花のがくのような装飾がちょこんと乗っかっています。ガラスの模様や経年によるヴィンテージ感とあわさって美しいです。
小さくても、しっかりとした秀和です
エントランス扉のガラスはS字をハートの様に組み合わせた金物が装飾されていて、Sの両端がカールされてクルンってなってるのがポイント。エントランス内部にも同じような緩いアールを描いた天井が。扉を開けると赤い絨毯が敷かれ、緩やかな丸みのある天井にアーチとインポストを模したような装飾も設けられてとっても美しい空間に。
エントランスは二重構造になっていて、エレベーターホール前にはきちんとオートロック仕様。近年の秀和では宅配ボックスが設置されるケースが多いですが、こちらも同様にアップデート済み。初期型の秀和で年数が経てども、秀和レジデンスのコンセプトのひとつ”管理環境の良さ”を変わらず感じられます。エントランスの奥にはエレベーターホール、そして奥側には建物内駐輪スペースが共用廊下と並行するように設けられています。
厚塗りモコモコ
バルコニーは各住戸独立型のもので、アイアン柵は緩やかなS字のもの。この年代の秀和らしく、バルコニーにしっかりが塗られてあるモコっとした仕上がり。建物正面から少し離れて見ると、このモコモコの重厚感や建物の大きさ、並べられたバルコニーの感じがとても愛らしい印象。
屋上に出るとネイビーに塗られた屋根の塔屋がお出迎え。こちらも小ぶりな秀和らしくちょこんとしたサイズ感が可愛らしいです。屋上からは高台という立地もあり、南西へ視線を向ければ坂のある街並みが一望できます。
目黒の地の利を存分に楽しんで
この秀和から西へ坂を6分ほど下っていけば、田道橋が掛かる目黒川へも歩いて行けちゃいます。春には目黒川沿いの桜並木を散歩するのも良し、歩いて中目黒方面へ足を伸ばすのもいいかも。9月には橋の近くの田道広場公園でもさんま祭りも開催されます。
茶屋坂を上り大通りへと抜けて歩けば恵比寿にも。最寄りの目黒駅だけでなく、ちょっとしたお出かけや気分によって使い分けられるのって良いですよね。どちらにもJRだけでなく東京メトロなど複数の路線があって、利便性も良いし、街自体も飲食店や雑貨屋さん、ショッピングさまざまなお店がある魅力のあるロケーション。
そんな素敵な立地に静かに佇む、目黒の高台の秀和です。
マンション名 |
秀和目黒レジデンス |
所在地 |
東京都目黒区三田2丁目10-59 |
最寄り駅 |
JR山手線/目黒駅 徒歩11分JR山手線/恵比寿駅 徒歩16分東急東横線/中目黒駅 徒歩21分 |
築年月 |
昭和42年12月 |
建物構造 |
鉄筋コンクリート造(RC) |
棟総戸数 |
36戸 |
管理会社 |
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