秀和自由が丘レジデンス
緑色の帽子がキュンとする、自由が丘の秀和
自由が丘駅から遊歩道を抜けると閑静な住宅地へ。
自由が丘の街の一角に佇む、秀和自由が丘レジデンス
1967年築・総戸数37戸のコンパクトな秀和です。ひと目見た時、この秀和の佇まいと大きさは
自由が丘エリアの立地感にとても美しく溶け合っていると思えるはず。
ブルーじゃない、グリーンの帽子が載った秀和
ここの秀和の特徴的なのがエントランス付近とその外壁に使われている瓦の色。ブルーではなく、緑色のものが使用されていているんです。緑の瓦は少し黄色みがかかっていていい感じのグレイズ感が出た仕上がり。こちらの正面側の壁にはモルタルのコテ塗りの跡がなく、緑瓦とブラウンの色調のタイル床たちとの組み合わせはシックですっきりとしたどこか可愛らしさと上品さを演出しています。
ラフウォールはスタンダードな塗られ方ですが、下地の上に重ねたモルタルはすこし毛羽立ちを加えたような仕上がりに。
バルコニーは人がひとり立てる程度の幅で実質室外機スペースくらいの大きさで形状は60年代の秀和に多い独立型。バルコニー土台が突き出て覆うように塗られたモルタルがいい感じ。バルコニーにはすっきり少し長めの緩やかやS字を描いたアイアン柵が使われています。
エントランスに取り付けられた照明は黒みがかった真鍮に石目模様のガラスが組み込まれた美しいデザイン。経年によってより一層優雅さが滲み出ててたまらないです。
ちょっとずつ、いつもの秀和と違うんです
また、一部住戸の面格子には1960年代後期の秀和らしい十字に捻りを加えたエレガントなアイアンを使用。こちらでは黒色のものが使われています。
もう一つの珍しいところでいうと、ここの南側の静かな通りに面した1階の住戸には小さな庭と駐車場が付いているんです。駐車場自体はほかの秀和でも多く見られますが、こういった住戸の庭部分から直接つながっている形状のものはなかなかありません。プライベート感があっていいですね。この南側の住戸は雁行型の並びになっていて建物の美しさがより際立って見えるのもポイント。
また、この南側から見られるラフウォールもちょっとした見所。雁行形状のため南西側の角から見ると
陽当たり加減で隣の住戸に突き出る外壁にくっきりとコテ塗りの陰影が出るんです。少々マニアックですが、秀和好きにとって壁から浮き出る模様を見るのは楽しいです。
自由が丘駅から徒歩4分という立地のよさ
ロケーションとしては自由が丘駅からは徒歩約4分、奥沢駅も利用が可能な欲張りな立地。自由が丘はお洒落なお店も多く、常に人で賑わう人気の街は周知の通り。その中で「駅近で閑静」な場所は限られています。第一種住居地域のエリアに建てられた自由が丘レジデンスは周囲は閑静な住宅地で高い建物もあまりありません。その分眺望も良く、とくに3F以上の住戸はおすすめ。等々力通りが交差する角地に建っているものの大通り沿いではないところはさすが秀和。
自由が丘の閑静な住宅地に佇む
愛らしい緑色のコンパクト秀和、一度ぜひご覧ください。
マンション名 |
秀和自由が丘レジデンス |
所在地 |
東京都世田谷区奥沢5丁目11−9 |
最寄り駅 |
東急東横線「自由が丘」駅徒歩4分、 東急目黒線「奥沢」駅徒歩3分 |
築年月 |
昭和42年6月 |
建物構造 |
鉄筋コンクリート造(RC) |
棟総戸数 |
37戸 |
管理会社 |
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