秀和第二高輪レジデンス
坂の麓のレトロなブラウン秀和
泉岳寺駅から地上に出てそのまま真っ直ぐ、伊皿子坂の麓近くまで歩くとブラウンの秀和が見えてきます。秀和って離れていても、「あ、秀和だ!」って分かるんですがここはすこし特殊。
ラフウォールはない、けれど秀和
いつものラフウォールはなく、外観のカラーは白でもなく明るめのブラウン。近くには秀和高輪レジデンス(1970年築)がありますがこちらとは対照的です。一見なかなか秀和とは分かりづらく事前情報を入れておかないと、つい見落としがちな秀和らしくない構えなんです。(マニアの皆様、ごめんなさい!)
華美な印象は他の秀和に比べて少なめなものの独特の外観からはそれらとはまた違った、ヴィンテージらしい重厚感が特徴的です。
バルコニーのアイアン柵は建物と同型色の薄茶色の真っ直ぐ伸びた直線的なデザイン。柵の形もほっそり・すっきりな感じが良いですね。70年代の秀和には直線的なフォルムをした外観をもつものや、秀和小日向(1978年築)のようなタイル張りの秀和など、どこか実験的な秀和も建てられていて、この第2高輪もその波を受けて竣工されたのかもしれません。
アプローチはシンプルな赤みがかったブラウン調のタイル張り。この秀和はアイアンや壁などの装飾を建物と同系色であわせているようで、全体的にズッシリとした感じがありながらも落ち着きのある雰囲気になっています。
レンガのようなタイル張り
エントランスはアプローチからすこし奥まった位置にあってオートロック仕様。
エントランスの内部は小ぶりながらも煉瓦調のタイル壁が貼られて、ヴィンテージマンションらしい重みのある造りになっています。
あまり秀和・秀和してはいませんがそれでもレトロな照明に飴色をしたガラス、ドアに使われている金物など秀和らしいセンスとこだわりが散りばめられているのが嬉しいです。
ミルクボックスが教えてくれる秀和らしさ
建物内部に足を運ぶと、お部屋によっては一部は内廊下使用に、共用廊下を見ているとほかの秀和と同様の造りでミルクボックスもご健在。これを見るとやっぱり秀和だなあとふと思ってしまいました。
再開発が進む泉岳寺エリア
建物自体は大通りである第一京浜から少し入ったところ。そのため交通量はさほど多くはなくほど良く人の流れと活気を感じられる環境です。
周辺には高輪神社や泉岳寺もあり歴史も身近に感じられるエリア。元々は武家屋敷や皇族の邸宅が置かれた地域のためか伊皿子坂を登っていくとゆったりとした風情も感じられます。
さらに最寄駅の選択肢が5つもあるのはポイント高いです。都営地下鉄浅草線・京急本線「泉岳寺」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅、JR「品川」駅、「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「白金高輪駅」、どれも都心部を始め、羽田空港や新幹線への乗り入れなど主要な場所へアクセスしやすくなっています。
これからも発展していく
ポテンシャルを秘めた街に佇む、
レトロでヴィンテージ感あるブラウン秀和です。
マンション名 |
秀和第二高輪レジデンス |
所在地 |
東京都港区高輪2丁目16−38 |
最寄り駅 |
都営浅草線「泉岳寺」駅徒歩1分 、JR「品川」駅徒歩12分 |
築年月 |
昭和52年10月 |
建物構造 |
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC) |
棟総戸数 |
37戸 |
管理会社 |
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